４０錠の大型錠剤との攻防
約2年ぶりの内視鏡検査だった。経験者はわかるだろうが、とにかく検査の前には腹の中を空っぽにしなくてはならない。となれば当日の朝から下剤を普段の酒量よりも大量にあおり、後は便器と格闘するわけだ。
下剤にも色々ある。「モビプレップ」や「ニフレック」、「マグコロール」など複数あるが、それぞれがそれぞれの味をもっている。それは例えばスポーツドリンクであったり梅味であったりと様々だが、このどれもが自分には合わない。もう、気持ち悪くて気持ち悪くて悪心が走るのだ。最悪、吐いてしまう事さえあった。
よって、自分は「ビジクリア」という錠剤を利用している。難点はかなり大粒である事、並びにこれもまた気持ちの悪い塩風味の味わいなのだが、水ではなくお茶を使って飲めばかなり軽減される。加えて大量の錠剤歴30年以上ともなれば、たかだか5粒程度の錠剤ならば多少大きかろうが難なく飲めてしまう。一瞬を我慢すれば済む事だ。とはいえ、量にして40錠、お茶の量は2リットルを2時間かけて飲まねばならないのは胃袋のキャパ的にかなり拷問だ。
それもこれも持病である「潰瘍性大腸炎」の経過観察の為なのだが、ここのところ随分と長い間、寛解を示している。これならば同名の持病持ちである安倍ちゃん並みに政治を切り盛りすることも可能だろう。ただ、親の遺言で「総理大臣にだけはなるな」があるのでそれも叶わぬ夢に終わるのだろうが。
そんなこんなで午後4時には無事終了。経過は概ね良好らしい。以前、炎症を起こしていた箇所が良質のポリープとはなっていたが、放っておいても何ら影響はないとの事。ぬめ〜っとしていた腸管の内部にも血管が見え始め正常な様子を取り戻している傾向にあるとか。ここ、全米が両手を上げて喜ぶところね。日本人ならば尚更喜べ。
という事で朝っぱら下剤以外、何も口に入れていなかったので、検査後に立ち寄ったメッダーノウズで新発売の「マックシェイク辻利抹茶ラテ」わず。
旅の続きの話を書きたかったのだが気力と体力と根性とモチベーションが著しく低下してしまい、あるのは性欲だけとなってしまったのでここらでごめん被り仕りたい。
「マックシェイク辻利抹茶ラテ」はなかなか美味しかったよ。初めてモバイルオーダーってのをやってみた。
しかし、このゴミ箱、表示を写真か何かにしてもっとわかりやすくした方がいいと思うよ。特に一番右って何よ？ゴキブリにしか見えん。
