氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

度を過ぎりゃ散歩も運動

白内障の手術後3日間は顔も洗えず髪も洗えずは以前に述べた通りだが、車の運転もしてはいけないと言われた。当然、カブなどもっての外だ。歎異抄風にいえば「車なおもって運転を禁ず、いわんやカブをや」となる。ねぇ、歎異抄ってなに?ググれ。


どうしてもJAに行かねばならない用事があったので、仕方なく徒歩で向かう。ついでに銀行にも寄っていこう。喫緊の用事でもないが事のついでだ。郵便局にも寄ろう。22日までは運動もしてはならないと言われているので、走ることもままならない。


「運動ってどこまで許されるの?」

と具体的に言葉にしないまでも男女の営みにまで範囲を広げ看護師にぶつけてみた。すると、


「散歩程度ならばいいですよ。ご夫婦でどうぞお楽しみ下さい」

だって。男女とは口にしたが夫婦とは言ってない。


郵便局と銀行では入金、JAではお金を下ろす用事がある。下ろしたお金を持ったままぶらつくのも嫌だ。ならば先に郵便局と銀行に寄りましょう。


JAに到着した時点で概ね7kmの距離となった。お引き出しと書かれた紙に口座番号、引き出し額、日付等を書き込みお届け印を押し提出する。


「69番の番号札をお持ちのお客様、窓口にまでお越し下さい」

ピンポーンというチャイムの後に女性の声で音声案内が流れる。どうでもいいけど、こういうのって決まって女性の声だよね。


「お客様、すみません。この印鑑なんですが、お届けのものと印影が異なるのですが…」

「えっ?そうなんですか?」

どうやら持参すべき印鑑を間違えてしまったらしい。ただ一度、自宅に戻りもう一度ここに来るのも面倒だ。


「紛失したことにして再登録って出来ないですか?」

「出来ますが、此方の口座は当支店ではありませんので、該当の支店に一度確認してからとなりますと、お時間がかかることになりますがよろしかったでしょうか?」

「どれくらい?」

「はっきりと答えかねますが2から3日かと」

「それはマズい。明後日、必要なんです」

「直接、そちらの支店へ出向いて頂ければ問題なくスムーズに事が運ぶかと思われますが」

「じゃ、そうします」


始めは黒野支店。その後に向かったのは七郷支店。片道にして約3.3kmの距離になる。


「まいっか。ヒマだし」

ちょっとそこまで、のつもりだったのがまぁまぁの散歩距離となってしまった。散歩といえど侮れぬ。全身、汗だくとなってしまった。

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「お父さん、これ」

と次女からのプレゼント。


「マジ?ありがとう。え、切り絵じゃん。よくもまぁ、ここまで面倒なことを」

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まぁ、誕生日はとっくの昔に過ぎちゃってるけど。それでも嬉しいね。

 

 

 

 

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