氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

女性にもてるスクワット

まめにトレーニング・ジム通いをしている。24時間営業のジムなのでいつもスタッフがいるわけではない。となれば入館するのにカードキーが必要となる。いつもは坊主に借りていたのだが、それもいちいち面倒だ。5,000円という価格には躊躇したが、長い目でみたらその方が楽だ、いっそのこと買ってしまえ、と潔く購入することにした。坊主にとってもそうしてもらった方が良かっただろう。

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今日は脚の日とレッグプレスをやりながら、まるでトイレの中さながらに「うんうん」と息んでいたら、

「カード買ったんか」

と推定身長180cm、体重66kmの青年が微笑みながら声を掛けてきた。


「なんだ、お前も来たのか。ならば一緒にくればよかったな」

その方がガソリン代も浮くことになる。しかし、かつては親子で一緒に来たこともあったが、偶然出くわすとなんだかこっ恥ずかしい。彼も脚の日だったらしく、シンクロしたようにスクワットから始めだした。ただ、憧れのドウェイン・ジョンソンになるのにはまだまだ先の話になりそうだ。しかし、そんなのが一家にひとり居たら何かと心強いな。


別々に来れば時間の使い方が自由になる。さっさとトレーニングを終わらせると、その後はマッサージマシンで揉み揉みされながら15分ほどうたた寝をする。これがいつものルーティンだ。ここのマッサージマシンには足つぼマッサージも付いていて、これがまたビンビンに効くんだゎ。ビンビンに効くだけでビンビンにナルわけではないので念の為。

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最初は痛くて悶絶していたのが今ではむしろ快感となり悲鳴だったのが喘ぎ声と変わりついつい漏れる。今ではトレーニング後の楽しみとなっている。マッサージが終わり坊主はと見るとまだスクワットをやっていた。


「お前、スクワットしかやらんのか?」

「基本、スクワットさえしておけば脚のトレーニングなんて全て網羅出来るやろ」


ま、確かにその通りだ。スクワットが「筋トレの王様」と呼ばれるのはそれが所以だし。そもそも人間の身体の中で一番大きな筋肉を鍛えるのがスクワットだ。大きな筋肉を刺激すると基礎代謝量が上がり脂肪燃焼効果が加速する。男性ならばモテホルモンと呼ばれるテストステロンの分泌が促進され隣にいる女性が急に発情したりする。ま、それは自分も経験はないが、未だにお付き合いをした女性のひとりもいない野郎にとっては彼女を引き寄せるには必要なことかも知れない。


「じゃ、お先」

とジムを出る。別々に帰ることが出来るのもカードキーを購入したメリットだ。帰宅してから裏山へ登りに行った。とことん、脚を虐めたお陰で心地よい筋肉痛に浸っている。翌日に直ぐ筋肉痛が出るだなんて自分もまだまだ若い証拠だね。そこの君。俺のテストステロンで発情してみないかい?発情に年齢は関係あるんかしゃん?

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