氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

名残のスノーハイク@岐阜県揖斐郡揖斐川町、誰が名付けたか「揖斐アルプス」

雪はもう降らないと断言した。となれば名残の雪を一歩一歩踏みしめ記憶にとどめておこうとスノーハイクとおしゃまんべ、じゃなくて洒落込んでみた。スタート場所は揖斐郡揖斐川町にある「三輪神社」だ。

 

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正面に茅の輪が設置してある。  

 

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あれ?「茅の輪くぐり」って夏越の祓えじゃなかったっけ?今は正真正銘、2月だよ。まぁいい。良くはないけど人んちのやることにいちいち文句をつけてもつまらん。それにしても中々重厚感漂う良い神社だ。それもそのはず、揖斐郡の総鎮守で御祭神は大国主大神だと。

 

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ついでに無事の下山をお願いしておいた。大国主大神くらいの大物ならば賽銭を欲することもなかろう。

 

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揖斐は雪国だ。どれくらい雪国かといえば岐阜市の2倍は雪国だ。いや、3倍くらいかも知れない。岐阜市の積雪量が5cmだったら15cmだ。う~ん、微妙。とにかく山にいけば判明するだろう。


麓からの登山道にはわずかに見られるだけの積雪量だが、木々に降り積もった雪は樹氷さながらに美しく開花していた。

 

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ただこれが実に厄介なのだ。

 


防水性のウェアを着てこなかったのが今回の敗北と認める。雪解けした雪が水となり、または木上にとどまることが耐えられなくなった雪の塊や風に飛ばされ粉となった雪が頭上に容赦なく降り注ぐ。もう、それは普通に降雨、運が悪けりゃまるで滝行の様相だ。経験者は斯く語らん。「フード付きのウェアを着るか帽子を被って行った方がいいよ」と。相談する前に教えろよ。

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誰が名付けたか「揖斐アルプス」と呼ばれる。1に「城台山」、2に「城ヶ峰」、3に「東ノ山」、4に「西ノ山」の4山だ。途中、揖斐郡の名称の元となった揖斐氏が居城した「揖斐城跡」が見られる。これらの山のハイライトだ。

 

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正直、ここから先はこれといって目立つものも無ければ特筆するものは何もない。


「城ヶ峰」から最後の「西ノ山」までは延々と続く積雪路だった。新米スノーハイカーにとって踏跡があったのは実に有り難い。無ければほぼ100%の確率で雪山で遭難するところだった。とはいえ、新しい雪を蹴散らして歩く行程は初物を味わうが如く優越感にも浸れるし征服欲をも満足させる。スノーハイクはこれに尽きる。


ただ、前述した様に見どころもなければ拠点でもある山頂には休憩を促す様な椅子もなければテーブルもない。おまけに木々に閉ざされ景色らしい景色を拝む楽しさを味わうにはまったく不向きな山だった。一応、ストーブに水とカップラーメンを持参してはいたのだが、山頂で食事を取ることは断念。


帰宅したら唯一、自分が食べることを許可されている「のり弁」があったので、午後2時半の遅いお昼ではあったが躊躇なく頂戴することが出来ました。

 

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ただし、安定の「消費期限切れ」

 

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