氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

橋を渡る男はその後、「うだつコロッケ」に舌鼓を打つ

美濃市に向かったのは「ニュー柳屋食堂」で「とんちゃん」を食べたかったのは勿論のこと、積年の思いを果たす為でもあった。美濃には長良川に掛かる日本最古の近代吊橋が現存する。「美濃橋」という。まんまやんけ。上記の理由から、この橋は国の重要文化財に指定されている。この橋を渡ってみたかったんだな。


かつて娘を連れてチャレンジしてみようと思ったことがあった。ところがだ、うちのお姉ちゃん(長女)ったら極度の高所恐怖症なのよね。ショッピングモールなんかを歩いていても作りが吹き抜けになっていたりすると、上の階に上がった時に下のフロアが見えるだけで動けなくなるの。当然、吊橋など渡れるわけがない。1人そこに残したまま次女と2人で渡るのも可哀想だったのでその日は諦めることにした。


さて、気持ちよく「とんちゃん」腹になったところでそろそろ向かいましょうか。「とんちゃん」食べてたら雪が降ってきちゃったよ。だからなんだ。雪が降ったら傘をさせばいい。近くにある道の駅「美濃にわか茶屋」に車を止め橋へと向かう。中々よい雰囲気のリバーサイドロードだね。その昔は川湊として栄えていたらしい。上有知湊(こうずちみなと)と呼ばれる川湊灯台もその姿を残している。デートにいいと思うよ。


さて、要件は橋を渡ることだ。

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うん、ちゃんと「国指定重要文化財」と説明看板に書いてある。

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外観写真などを撮ったりして、ではさっそく渡ってみましょう。

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雪が降る中、物好きな連中が川原でキャンプをしているのを上から眺めながら優越感に浸る。自分の他には誰もいない。つまり国の重要文化財を独り占めしているということだ。

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取り敢えず向こう岸にまで渡ってUターン。寒かったから帰りはほぼ駆け足だ。吊橋っていうからもっとゆれるものかと思ってたが、たった1人のパワーではびくともしなかった。近代吊橋を舐めてたぜ。ただ、これで積年の思いをやっと果たすことが出来た。一応、感動したと言っておこう。とはいえ二度目は無いな。ま、自分でも想像したがそんなもんだろ。


せっかくだから美濃市における観光の目玉「うだつの上がる町並み」を見ておこう。ここは何度も来ているから今更の感もあるが、普段、仕事でお世話になっている酒蔵があるので、この機会に覗いみよう。「百春」という酒を代表銘柄とする小坂酒造場だ。うだつの上がる古い作りの酒蔵で、この建物も国の重要文化財に指定されている。暇つぶしに中を少々拝見。

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神社仏閣とはまたひとつ違った味わい、というか人の息吹が感じられてこれはこれで実にいいね。酒を売り込もうとする売店の女性スタッフを振り切りダッシュで蔵を出る。


さて、そろそろ〆に入りましょう。「うだつの上がる町並み」の一角に精肉店がある。そこのコロッケが実に評判いいのだが、それが事実かどうかを実際に自分の舌で確かめてみようじゃないの。「肉の喜楽」プレゼンツ、その名も「うだつコロッケ」だ。あまりにもネーミングが安易過ぎる。店の中に入るとちっちゃいおじさんが出てきた。ご当主さんかな?めちゃくちゃ愛想が良くて見た目にキャッチーだ。

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うん、確かに美味い。これはいい。ただ、表の垂れ幕に「うだつコロッケを食べながら美濃町を散策しませんか?」と書いてあるのはいいんだけど、公共の施設も含めて殆どの店が火曜定休で営業してなかったのよ。ま、いつもの事だけど、下調べしてから行かにゃ。

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