深夜の西友には罠がいっぱい
あんこ以外になにか好きなものをあげろと言われたら、枝豆でしょ。次いで黒豆を煮たのに、そら豆も酒の肴にいいねぇ。健康食としては納豆もいいし、最近はロカボナッツ辺りもお気に入りのひとつだ。
全部、豆じゃねぇか。はい、そうです。豆というなら血豆に始まりあんなところまで大好物な私です。と、そんな事が言いたいわけでなく、今回は、今回も?スイーツの話だ。
コンビニスイーツの様に季節ごとにコロコロと変わり五感を欲情させるものも大歓迎だが、昔からそこにあり泰然自若とかまえている物にもグレイテストな物は多々ある。
先日も仕事の帰りにいつもの「西友」に寄った。何度も言うが、自宅の近くにありオマケに24時間営業。加えてコンビニなどよりも品揃えが豊富で安く買えるとならば当然、コンビニよりも利用頻度が高まるわけだ。
で、いつもの様に買い物かごもエコバックも持たず入店すると、レジ近くに置かれたワゴンの中にそれが山積みされていた。そう、北海道は六花亭が誇る銘菓「マルセイバターサンド」だ。
なぜ岐阜、それも西友でこの様な形で売られているのか理由はわからぬ。別に北海道物産展が催されているわけでもなさそうだ。
カミングアウトするとね、この「マルセイバターサンド」も大好物なのよ。あんこを石田ゆり子に例えるならば、この「マルセイバターサンド」は檀れいだ。異論は一切受け付けない。
ま、ソファで一緒にくつろぎながらイチャイチャしたいのが石田ゆり子で、一緒に飲みにいくのであれば檀れいがいいな、といった単純な思いからだけどね。そう、この「マルセイバターサンド」はただのお茶請けだけでなく、ウィスキーなどのアルコールにも合うんだよ。但し日本酒とか芋焼酎は試してみたことがないので、経験のある方にカミングアウトお願いしま酒。
因みにもう既にご存知のことかと思われるが、この「マルセイ」の由来。これは十勝や帯広一帯を開拓した依田勉三が創立した「晩成社」に敬意を評し、「晩成社」の「成」に◯を付け「マルセイ」としたんだったよね。そして依田勉三が経営した依田牧場で作られたバターを使用したこともその一因だったよね。この◯に成を「バ」と「タ」が挟み様に模様されたパッケージから、地元では「バナリタ」なんて呼ばれている事も当然、知っていると思うがわざわざ念の為。
で、当然、買うゎなぁ~。
で、休前日しか出来ない贅沢としてさっそくウィスキーのお供として収めたのは良いものの、連日の疲れから途端に寝落ちしてしまったみたいだ。というか酔いが回るのも早かったのか、食べた記憶もないのに翌日みたら残りがあとひとつだけになっていた。そして覚えがないマルセイバターサンドのあられもない剥き出しになった姿の写真もしっかりと収められていた。
いや、世の中には不思議なことがあるもんだよね。もうだめかもしれない。
今はこの最後のひとつをどのタイミングで消化しようかとひたすら思案中。