妖怪「おやつ爺い」と共にするスイーツタイム@「HORI KAJITSUKOBO(ホリカジツコウボウ)」岐阜市茜部(あかなべ)
「おやつ」を愛し「おやつ」と共に生き「おやつ」と共に死ぬと豪語する、Facebookにその日の「おやつ」ネタを投稿することを唯一の生き甲斐としている小中学校の同級生でもある通称「おやつ爺い」から、しつこく「おやつ」に付き合えと連絡があったので致し方なく付き合ってやることにした。
その誘い方が「ブータローでどうせヒマをしているだろ」、とか「その心のスキマ時間を埋めてやる」、とか「ネタを提供してやるよ」とか、さも「お前の為を思ってのことだ」と言いたげな内容だったが、決め手になったのは「おごってやる」の一言だった。おごってくれる友は良い友だち。
そこで足のない彼をわざわざ自宅にまで迎えに行ってやった。自宅からは約6kmの距離にある。目的地はそこから更に6km先の岐阜市茜部(あかなべ)という場所にある「HORI KAJITSUKOBO(ホリカジツコウボウ)」だ。
すぐ隣にある「フルーツHORI」という果物専門店が、スイーツ専門店として2019年6月に開業した。ということらしい。スタッフが快く質問に応じてくれた。
さて、58のおっさんに対峙するは同じく58のおっさんだ。ひとつのテーブルに58のおっさん同士が向かい合い、注文したスイーツが運ばれてくるのを今か今かと待ちわびる光景は、傍から見ても客観的に見ても実に気持ちが悪い構図だったろう。予想通り年齢幅は広いものの店内はスタッフも合わせ女性しかいなかった。
が、そんなことくらいで動じるおやつ爺い「達」ではない。いつの間にやら自分も仲間入り。
どうせおごりだ。遠慮なく一番、値段の高いメニューを注文しようかと思ったのだが、ここは一歩引いて100円だけ安い「メロンまるごと1個パフェ(店内専用)1500円(税別)」にしておいた。そして爺いが注文したのは「シャインマスカットと季節の果物のフルーツパフェ1600円(税別)」だ。
そしてその2つがとうとうその異様を目の前に表した。異様の使い方あってる?
さすがメロンをまるごと1個使っただけ有って堂々の出で立ちだ。実に食べごたえがありそうじゃないか。
さて、いざスプーンをロープ最上段からフライングアタック気味で入れようとした正にその瞬間、
「ねぇ、そっちとこっち交換しない?」
爺いの口からボソッとこぼれたのはまさかのスイーツ交換依頼だった。相手が相手ならば
「じゃ、シェアして食べようか?」
とも提案出来たのだが、それだけはぜーったいに嫌だ。仕方がない。スポンサーの意向だ。むげに断ることも出来ない。泣く泣く安い方を高い方と交換させられることとなった。
まぁ、美味しかったからいいんだけどね。いや、めちゃくちゃ美味しかった。それに器の底にはちゃんとアイスクリームとシャーベットが敷かれている。間違ってもコーンフレークなどではない。
たったそれだけの事で37ポイントゲットだ。
おっさん二人、長居は無用。滞在時間15分で店を後にする。そんなこんなで迂闊にもFacebookネタを提供してしまうことになってしまったが、どうせならば自らも同調させて頂くことにしよう。なんか親孝行をした気分だった。