氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

見えなくはないがパンツではない

言われてみれば「パンツ」に見えなくもない。「ナチュラルフィット」なんて書いてアレば尚更その様に思い込んでしまう。ただ、よく見て。ちゃんとその上に「横向き寝がラクなまくら」とあるでしょ?そう、これは「まくら」なんだ。

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なんで「ラク」とカタカナ表記なんだろう?まぁいい。

 

食中毒で寝込むまさにその日の午前中、さして用事もないのに「ホームセンターバロー本巣店」の中に自分はいた。名前はしらないが、台の上とかにペタっと置くと物が滑らなくなる凸凹になったシートが欲しかったんだ。ただ、お目当てとしていたブラックが見当たらず、あったのはアイボリーとブラウンのみだった。そして僕は途方に暮れる。

 

宛もないまま徘徊していると、寝具売り場にたどり着いた。男の終の行き先としては最良の場所だろう。そろそろ何を言っているのかわからなくなってきた。そんな折、ふと目に入ったのが「まくら」だ。そこで過去の思い出がフラッシュバックする。そう、整形外科で危うく売りつけられそうになったあの40,000円ばかりするその名も「整形外科まくら」だ。

 

見ると「ホームセンターバロー本巣店」にも同じ様なネーミングのまくらが置いてあった。ひとつひとつ手にとっては見たものの、如何せん、まくらたるもの横になって試してみないとその良し悪しを判断し難い。そりゃ、当然でしょ。それでも尚、悩んでいると目の前に二羽の鳥が飛び交う幻が見えたんだ。

 

「そうだニトリ、行こう」

てなわけで、中継会場をここ「ニトリ」に移して続けさせて頂きます。しかし、さすが「ニトリ」だ。生活に寄り添った家具や生活用品が実に豊富に取り揃えられている。脇目もふらず真っ直ぐと、寝具コーナーへ向かった。想像はしていたが、まくらの品揃えも盛りだくさんにあり、その価格もリーズナブルにつきその気になれば選びたい放題だ。

 

おまけにまくらの試用の為にベッドまで用意されている。何から何まで至れり尽くせりだ。そこで右から左まで片っ端から試用してみた。そして約1時間程度、悩みに悩み苦しみに苦しんで最後の最後に絞り出し選ばれたのがこの「パンツ」みたいな「ナチュラルフィットピロー」なのだ。価格は3,990円(税込み)。これが高いと感じるか安いと感じるかは個人の使用感に拠るところだろう。

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が私は述べたい。今回、食中毒で寝込む前にこのまくらに切り替えたことがどれほどの救いになったかを。「まくらを変えると人生が変わる」と言ったのは自分だけかと思いきや、ググると意外と多くの人が言ってるのね。実に大袈裟な表現かも知れないが、自分にとって顕著だったのは横になると必ず訪れた頚椎症性神経根症の痛みが全くなくなったことがあながち大袈裟ではない証拠になると思う。それだけのことで眠りの質が向上したということだ。

 

まくらと聞けば膝枕だとか枕絵だとか枕営業とかピロートークとかしか言葉が浮かばないけれど、1日8時間も共にするならば極めて大事な存在であると今回改めて認識に至る思い。

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