氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

謎のランナー

「第一のコース、S・ボンバー・ボボくん。練馬変態クラブ所属」

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一応、断っておくがプールではない。まだ田植え前の水田だ。そして、被っているものは水泳キャップではない。百均で買った25cm×100cmのロングタオル(紺色)だ。

 

ほら、昨日の話じゃないけれど、紫外線が頭皮に悪いというのならば太陽に下に立つことすら出来なくなるじゃないの。となればこれからの季節、晴れの日は自宅から一歩も出られなくなってしまう。ではそれを回避するにはどうすればよいか?簡単な話だよね?帽子を被ればいいんだよ。

 

でも帽子も頭皮に悪影響を及ぼすと聞いたことがある。帽子を被り運動をすれば当然のことながら頭が「蒸れる」わけだ。この「蒸れ」が雑菌を繁殖させ毛穴に入り込み炎症を誘発し、そして脱毛につながるという。じゃぁ、どーせいちゅ~んじゃ!

 

「タオルを巻くといいよ」

その時、天の声が下りてきた。

 

「キャップは致命的に似合わないけれどタオルだったらワイルドな顔立ちによく似合うと思うよ」

なるほど…。頭にタオルやバンダナを巻いたおじさん連中は野蛮な髭面でアウトドアがしっくりくる風貌を兼ね備えている。自分もまた言い得て妙ではないか。最近では頭に巻く専用タオルなども販売されていると聞く。善は急げ。さっそく百均に出向き物色して来た。

 

ただ、たまたまなのか向かった百均が「CanDo」だったからなのかは知らないが、頭に巻く専用タオルというものは見つけることが出来なかった。致し方なく上記のロングタオルを購入。

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さっそく使ってみた。

 

午前10時過ぎ。早朝からの雨も上がり太陽が顔を見せ始めたのをきっかけに意を決し走り始める。なるほど。風通しもよく中々快適ではないの。と思ったのも束の間。晴れ間が見えたのは走り始めの瞬間のみで、その後3km地点で雨がショボショボと降り始め、5km地点に差し掛かると普通に降り始める。こうなるとタオルは厄介だ。水分吸収が良いのがタオルの特徴なだけに頭上に風呂桶を抱いたかの如く重くなる。う~ん、いい案だと思ったんだけどな~。これは再考せねばならなそうだ。

 

「雨の時はタオルの上から『笠』を被るといいよ。日差しが強い時も役立つよ」

またしても天の声が下りてきた。あの、川で鮎釣りをしている人達が被っている竹か何かで出来た被り物だよね?ま、確かに前だけにツバが付いたキャップと違い360°どの方向からも陽光から守ってくれるってのはありがたいよね。

 

ただね、いつもワラーチを履いて走っているだけで人にジロジロ見られているのに、その上笠を被ってとなると何かスポーツはスポーツでも違うジャンルの人に見られぇへんかしゃん。

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ま、とっくの昔に羞恥心などそこら辺に置いてきちゃったから、今更どう思われようが平気だけど。

 

おまけ

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