氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

レ・ミゼラブルだったあじさい

「冷酷」や「無情」、さらには「浮気」や「移り気」の花言葉を持つ花、そう、皆さんもご存知だろう。紫陽花だ。「あじさい」と読む。見た目の華やかさとは裏腹に、前者はまるでゴルゴ13、後者は自分みたいな花じゃないか。共に気をつけた方が良い相手だ。

 

特に紫陽花が好きというわけではないが、紫陽花の季節には毎年どこかへ出かけたくなる。昨年はあじさいの山寺として有名な山県市の「三光寺」、一昨年は…忘れた。

とにかくどこかへ出かけている筈だ。いつもは北に向けて車を走らせていたが、今年は南に向けて走らせてみた。

 

岐阜県安八郡輪之内町に「あじさいロード」と呼ばれる場所がある。「たいしょう池」がある「中将姫公園」を起点とし、田んぼをぐりると囲む道沿いに約6000株のあじさいが植えられているとか。

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因みに中将姫とは伝説の人物だが、近くにある慶福寺というところに中将姫の墓があることから「中将姫公園」と名付けられたらしい。中将姫がわからない?ググれ。

 

まぁ、綺麗だった。

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が、ついて早々、上空からの落とし物が次女の肩めがけて炸裂したことによりそれからはもう大騒ぎよ。ゆっくり紫陽花など見てやいられない。急いで車に乗り込み帰宅の途についた。因みに犯人は判明していない。

 

明日からいよいよ店の再開だ。前日からエンジンに火をくべてやらねばと走りに出た。自宅から約3km離れた場所に「若江神社」がある。この時季になると手水舎に紫陽花がくべられた姿がインスタ映えするとして人気のスポットだ。

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が、はっきり言って冴えない神社だ。

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他にそれらしいものは何もない。これを見る為に遠方から足を運ぶのもいいけれど、此方に来る用事を他に見つけておいた方が良いだろう。

 

最後はこれまたランニングの途中に寄った一応、古刹と呼ばれている「大慈山 智勝院」の紫陽花だ。

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大阪城代加納藩初代藩主を務めた松平光重が眠っている。らしい。

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冒頭で紫陽花が特に好きではないと言っておいてなんだが、丸一日、紫陽花に携わると桜一辺倒だった今までの花の好みも揺らぐもんだね。なんといっても紫陽花のグラデュエーションが夜の街のきらびやかなネオンサインを彷彿とさせる。それに色とりどりな出で立ちがまるでオランダの飾り窓の様じゃないか。行ったことがないから知らんけど。

 

まんまと紫陽花の花言葉にやられた自分がいた。

 

父の日の収穫はずばり糖質。走ってもプラマイゼロ。

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おまけ

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