氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

振られ振られて延暦寺

マンボーもあと1週間ばかり。次に滋賀へ行ける時はいつのことになるのだろう。今生の別れを告げるべく「びわ湖バレイ」から向かった先は「比叡山延暦寺」だ。心の健康を保つ為に行きがけの駄賃をくれたるといったところだろうか。国宝の「根本中堂」を舐め回して来てやろう。

 

訪れるのは凡そ17年ぶりとなる。前回はケーブルカーを使って比叡山を登ったのだが、自分の勝手な思い違いですっかり廃止になっていたとばかり思い込んでいた。調べたら普通にやってんじゃん。情緒の欠片もないが比叡山ドライブウェイで向かうことにした。

 

思いの外、駐車場は空いていた。ってゆーか、ガラガラだ。後にその理由を知る。先ずは延暦寺「大講堂」に

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「鐘楼」を巡る。

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「鐘楼」では1発50円でやれると書いてあったので、50円を支払いやらせてもらった。

 

さて、お次はお目当ての「根本中堂」だ。

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心して舐めまくるぞ!あれ?あれれ?様子がおかしいぞ。「根本中堂」ってこんなメカゴジラみたいな金属製だったっけ?

 

近づいてみると「え?ええっ?」なんとっ!改修中だって。それも平成28年から10年の歳月を費やしてという大規模なものらしい。そんなこと知らねぇよ。ちゃんとドライブウェイの入り口で教えてくれよ。

 

ただ、中に入り改修中の様子を伺うことは辛うじて出来た。堂内の写真撮影は全て禁止。唯一、最上階の屋根を臨むことが出来るステージからは撮影が許可されていた。

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朱色に塗られていた柱や壁は全て塗装が剥がされ無垢材となっており、元の色気の半分もありゃしない。

 

まぁ、「大講堂」と「戒壇院」と2つの重文が見られただけでも良かったかと思う。

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戒壇

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文殊

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阿弥陀堂

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東堂


ただ、「国宝殿」に収められた多くの仏像彫刻には目をみはるものがあった。何十体という仏像が全て重要文化財だ。古えの仏像彫刻家の力量を目の当たりにすることになる。とはいえ、同業者でもなんでもないので自らの力量の無さに落ち込むことは全く無い。ここも撮影禁止につき、写真に収めることが出来なかったのが残念でならない。

 

入場料1,500円は「根本中堂」が見られなかった所為で非常にお高いものとなってしまったが、それよりも「比叡山ドライブウェイ」で取られた1,700円が「ふざけるな」だ。

 

今回、滋賀県に落とした額を総計すると、びわ湖バレイ駐車場1,000円+びわ湖バレイロープウェイ代2,500円+ダイニングレイクビューでの「黒豚ロースステーキ」1,800円+比叡山ドライブウェイ1,700円+延暦寺入場料1,500円で〆て8,500円だった。ガソリン代は別。

 

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