剪定ダイエット
「今日、どこへ行っとったの?」
なぜ出かけたということがバレた?
「あ、いや、山に…」
「あんなに天気が良かったのに?」
いや、天気がいいから行こうという気になるんだろ。
「庭の続きはいつになったらやってくれるの」
「あぁ、それなんだけど、残ったのが背の高い木ばかりじゃん。で、どうしようかなって」
「脚立あるし、あの脚立はハシゴにもなるし」
「いや、そうは言ってもオレが高い所が苦手なこと知ってるだろ?」
「じゃ、山へ行かんときゃ」
「いや、それとこれとは話が別だろ」
「トランポリン貸したろか?」
「そんなんでどうするんや?」
「ぴょんぴょん飛びながらやればいいやん。運動にもなるし山行かんで済むし(笑)」
「わかったゎ。やればいいんやろ、やれば」
「トランポリンで?」
「違うゎ、アホ」
どうやら自分よりも先に帰宅した次女がチクったらしい。あの野郎、洗濯物を取り入れるのならばたたむところまでやっておけよな。リビングにポイッと放りっぱなしにしてそのまま遊びに行きやがって。というわけで自分が渋々とたたんだ。
と、ここまでは一昨日の話。
仕方がない。やるとするか。どうせ汗をかくのだからとその前に10kmばかり軽くランニングに行くと、帰宅して例のサウナスーツで身を包む。たまに陽は覗くが一昨日と比べれば格段に涼しかったのであまり発汗の効果はないかも知れない。サウナスーツよりも高い所での作業の方がより発汗効果があったかも。
汗の種類が異なるが。
作業をしていると次女が帰宅して来た。
「おまえ、チクったお詫びに後で片付けを手伝え」
「モンスターエナジー買ってくれたら手伝う」
「わかった。後で買いに行く」
「じゃ、勉強してくる」
「おう」
ん?なんか変じゃね?まぁいい。
というわけで、最後は次女にも手伝ってもらって伐採した木々や落ち葉を拾い一先ず完成。ただ、まだ先は長い。やっと庭の1/3が終わったところだ。ずーっと雨が降ればいいのに。それはそれでどうかと思いますが。
して、サウナスーツの効果や如何に。気温は然程上がることはなくとも効果は絶大。蚊除けの目的で履いたロング靴下だったがサウナスーツの下だけ見事に汗だく。
上下半身に頭皮も言うに及ばずだった。で、公約通りの「モンスターエナジー」はどうやらピンクが美味いらしい。