氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

なにせプータローなんで

長女が「痛い」という。一昨日の朝、通学途中のことだ。「どこが?」と訊くと「お◯ン◯ンの辺」と返ってきた。くどい様だが通学途中だ。今ここで見せてみろとはさすがに言えない。痛みの程度はわからないが、歩けるには歩けたので気にはなったが取り敢えずそのまま学校へ送り出した。

 

翌朝となり、医者へ連れて行って欲しいと嫁が言う。

「え?そんなに悪いの?」

「いや、なんかお股に腫れ物が出来たらしくそれが擦れて痛いんだって」

「なんだ、そんなことか」

とはいえ連れて行ってくれと言われるならば連れて行かねばならない。なにせプータローなので断る術がない。

 

そんなわけで昨日は車で送っていくことになった。その腫れ物がどの程度のものかは知らぬが歩くのも痛いというのならば仕方がない。ただ、その日の午後に懇談会が行われ、その時にも体育の授業中に保健室へ行ったと聞かされた。途中で痛さの為にうずくまってしまったらしい。

 

腫れ物だと皮膚科になるのだろうか?ただデリケートな場所なので産婦人科にした方が良いのだろうかと思案した挙げ句、取り敢えず産婦人科にしてみるか、と一応計画だけは練ってみた。産婦人科へ行くこと自体なんら抵抗感はない。ただ、制服姿のJKと一緒ということならば話は別だ。周りからはどの様な好奇な目で観られるのだろう。なんかワクワクしてしまう。

 

前述した様に午後3時45分から懇談会があったので、その後に診察に行く予定であった。食卓に無造作に置かれた大量の診察券や保険証の中から長女の物を抽出する。が、見つからない。いつもそうだ。必要な物だけを出せばいいのにそれをしないからこういうことになる。結局、保険証は見つからなかった。懇談の1時間前にはそのことがわかっていたので、既読されないことを承知の上で「あん子の保険証が見当たらない」とLINEでメッセージを送っておいた。

 

結局、産婦人科に診てもらうことが出来ずスペクタクルに富んだネタを仕入れることも出来ず、この度はこうなった経緯と状況を述べるにとどまる。

 

案の定、帰宅をしてからも一向にLINEが既読にならず。業を煮やし尋問に向かう。

「あん子の保険証がない」

「え?じゃ、医者に行ってないの?」

「たりめぇじゃねぇか」

「なんや…」

 

なんやってなんや。

「で、どこ?」

「あー、あ。しまった!そうやった。歯医者に置きっぱなしやゎ」

「は?」

 

なんでも長女を歯医者に連れて行ったまでは良いものの、診察券もろとも置いて帰って来てしまったそうな。

 

「先に歯医者に寄ってから行ってくれれば良かったのに」

「のに」ってなんじゃ、「のに」って。そもそもそんな事情は知る由もない。もうめんどくさいからオレが悪者でいいや。なにせプータローなんで。

 

そういえば、自分もまた午前中に例の「頚椎症性神経根症」という謎の病を診てもらいに整形外科へ行った。

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予約は9時からだったのに、9時前には会計が終わってしまった。理想的かつ、画期的な予約システムと言えるのではなかろうか?

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