氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ご当地B級グルメ・鉄板みそなべ&味噌焼きうどん@三重県亀山市「川森食堂」

どうせ三重まで行ったのならばといつもの使命感に駆られ、名物「味噌焼きうどん」を求め亀山市までアクセルをベタ踏みで車を走らせた。ご当地B級グルメとして全国区デビューをも果たしている「味噌焼きうどん」だが、自分はまだ一度も試したことがない。

 

数多ある名店の中から、テレビで取り上げられていた「亀八食堂」へと向かった。週末ともなればツーリング中のライダー達でいっぱいになるという話だ。が、やってなかった。

 

昨日の「たけや」に続き「亀八食堂」、お前もか。ちゃんと定休日くらい確認しておきなさいよ、オレ。まぁいい。他にも店はある。ここには呼ばれてなかっただけだ、とスマホググると、近くに「川森食堂」というネーミングを聞いただけで芳しい店があったので、そちらへ向かうことにした。

 

うん、なかなか良い面構えの店じゃないの。

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暖簾は無いがくぐったふりをして入店すると、目の前に既に調理済みの惣菜が一品一品皿に盛られて並べられている。

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伝統的な大衆食堂の風景だ。年齢が定かでない女性が注文を聞きに来た。関西訛りで非常に愛想が良い。

 

「じゃ、この『鉄板みそなべ』を下さい」

〆にうどんも注文。「名物亀山みそ焼きうどん」というものがオンメニューされていたが、自分で焼いた方が臨場感も味わえきっと美味いだろう。価格は「鍋」が850円、うどんが150円だ。

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年齢不詳だが恐らく脂がのった30代

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芸能人やテレビ局アナウンサーやレポーターの色紙が多く飾られていた。

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人がいない所を狙っての撮影

10分ほど待つと、目の前にカセットコンロを用意して、その上に本体が現れた。

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お~っ、キレイな山盛りだ。それも中々の山だ。てか、1人前でこれって量多くね?単独登頂出来るだろうか。ただ、ここに来た以上、何があっても成功せねばならない。

 

「半分くらいお召し上がりになった頃にうどんをお入れ下さいね」

ということだ。そしてうどんは後から持ってくるという。

 

火にかけ暫くすると野菜から水が出てくる。それを煮汁として肉に火を通す。具材はニラ、もやし、キャベツに人参、玉ねぎに加え豚バラ肉のスライスと、同じく豚のホルモンだ。それらが甘辛く味付けられた味噌と絡み絶妙なハーモニーを奏でるといった、使い古された言葉だがそれがピッタリとマッチする。

 

 

「そろそろ、うどんをお願いします」

「はい、お待ち下さい」

と返事をすると、厨房から予め温められたうどんが皿盛りで来た。なるほど、冷たいままのうどんでは味噌味が絡んだとしても中はまだ冷たいままかも知れない。考えられたものだ。

 

そして、この味噌。野菜や肉からにじみ出たエキスが味噌に旨味を与え、その味付けで焼くうどんがこれまた美味いこと!

 

うどんを食べながら白飯が食べたくなってしまった。

 

我も忘れて箸をすすめる内に、鍋の具材は全て消滅し無事、登頂に成功した。登山家冥利に尽きる昼食だった。

 

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