氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

ペヤング「獄激辛」な雪山登山@岐阜県「池田山」

滋賀県岐阜県にまたがる山地を「伊吹山地」と呼ぶ。その山地の山のひとつに標高923.9mの「池田山」という山がある。麓には良質な天然温泉が湧き出る「池田温泉」があり、山の8合目辺りには「池田山フライトエリア」と呼ばれるパラグライダーの専用ゲレンデがあり、下界を見下ろす絶好のポジションでもあることから、夜は夜で夜景の名所として数々のカップルを誕生させて来た、かどうかは定かではないが、下心をもった男共の決めの場所として使われてきたことに間違いはないだろう。

 

余談だが、結婚して間もなく、この場所の近くを通りかかった時に助手席に座る嫁が山を見ながら口にした、

「行ったよね~、池田山。夜景キレイだったよね」

はオレじゃないからね。オレは池田山に登ったこともなければ麓に行ったことすら無かったんだから。

 

ということで、我が人生初となる池田山の登頂をサクッと決めて来ましたがね。前日の金華山に引き続き、2日連続の登山となる。ただ此度の標高は金華山の倍以上。行程にして片道約6kmの長丁場となる。

 

近隣では登山客に人気がある山なのだが、先程も述べた様に8合目辺りまでは車でドライブがてら登ることが可能だ。ただ冬季は積雪路となることが多く、車を乗入れる登山客は少ない、というかほぼいないと推測する。現実、6合目辺りから積雪が見られだし、「池田山フライトエリア」からは山頂まで所々雪解けしたところもあるが9割方は雪道だった。映画「八甲田山」を彷彿とさせる雪中行軍だ。「天は我々を見放した~」

 

しかし、フライトエリアから望む濃尾平野の眺めは抜群だった。

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そして登山途中にある自然薯料理を売り物としている「森の駅」から眺める伊吹山も威風堂々として迫力があった。

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ここからが山頂へのラストスパートとなる。

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奇跡的にここだけ雪がない

 

それに比べてなんだよ、山頂。この山頂の地味なことといったら。お情け程度に展望台は備え付けられてはいたが、そこに上ったところで木が邪魔をして風景が見えねぇでやんの。

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ま、仕方ない。時刻は丁度お昼時だ。ここらで腹ごしらえでも致しましょう。

 

と、取り出したるはやっとここに来て出番となりました、ペヤングの「獄激辛」だ。

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麓の気温を10℃と推測するならば頂上は約1℃。オマケに風が強く体感温度は恐らくマイナスだろう。そんな時には身体が温まるこれが良いだろう、と判断したわけだ。

 

お湯を沸かす。でも全然、沸かねぇでやんの。寒すぎるんだよ。手がかじかみ足の先端は凍既に感覚を無くしている。早く下りたいから、お願いだから早く沸いてと神頼みの末、なんとか調理完了。

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これを調理というのならばだ。

 

いいか、オレ。朝から何も食べていない。これを食べられなかったら空腹で下山するしかないんだぞ。お前にそれだけの体力が果たして残っているか。絶対に妥協することなく完食するんだぞ。と自らに背水の陣を敷き、息をする間も惜しみ一気呵成と攻め込んだ!

 

「ぐわぁぁぁ~っ!なんじゃこりゃ~!」

息をする間どころか息が出来ない!涙が止めどなく流れ落ち、それに連動して鼻水がとまらない。オレは一体全体、雪に囲まれた池田山の山頂で何をやっとるんじゃ~!

それでも、隅々までをキレイに片付けることは出来なかったものの、ほぼ完食してやった。

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きっと寒さが味方をしてくれたんだよね。

 

その後は唇ヒリヒリするは胃の中が辛いはで…。で、本日は別のところが辛くなることを覚悟してお話を終わらせていただきます。なんか脈略のない話になってしまった。詰まるところ雪山と辛い物にはお気をつけ下さいという話でした。

 

おまけ

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