氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

創業明治30年の大衆食堂@滋賀県長浜市「中島屋食堂」

リベンジ長浜!

 

つーことで、性懲りもなく滋賀県長浜市を再訪した昨日だった。目的は前回、訪れたものの、何ということか!扉が締め切り微塵も開かなかったがため訪問を諦めざるを得なかったという断腸のエピソードを残した大衆食堂「中島屋食堂」を攻め落とすことだ。

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創業明治30年という、恐らく日本でも屈指の歴史を持つ大衆食堂だ。長浜通に言わせると、前回、伺った親子丼の「鳥喜多」はお客が並んでいないところを、「中島屋食堂」は開いているところを見たことがないとのことだった。その両方の見たことがない現象をこれでオールクリアしたというわけだ。

 

全く重厚さは感じられないが、ガタつく扉には明らかなる年季が感じられる。扉を開けると、目の前には途端にタイムスリップしたかの様な生きた光景が広がり、物ひとつ取ってもその出で立ちには郷愁の念さえ駆られてしまう、そんな気がした。

 

 

で、ついでにお決まりの「バエ放題」

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予め、ここではこれを食べようと決めておいたので、注文はスムーズだ。

 

「すみません。注文いいですか?この『天然ビワマスにぎり』と『さばにぎり』2つずつ(580円)と、『さばにぎり』3コ(450円)を下さい」

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「はい、さばが全部で5コとビワマスが2コでいいですね?」

「はい、お願いします」

 

なに?なにか注文がおかしい?いいだろ?オレはサバが好きなんだ。愛していると言っても過言はない。だから回転寿司でも必ずサバは頼む。それが例え2日続いたとしてもだ。現に2日続いちゃったよ。

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因みに「ビワマス」とは希少な琵琶湖の固有種だ。つまり琵琶湖にしかいない。旬は夏だから多少?の季節のズレはあったものの、程よく脂がのり上品な甘みがあり実に美味しかった。サバに関しては言うまでもない。特に八戸のサバは季節が季節ならばブランド物として取り扱われる。業務上、知り得たうんちくはこの程度にしておこう。

 

店を長く存続させることは、老舗だからと胡座をかかず、常に新しいものと向き合い前進することを怠らない。その事をこの店は教えてくれた。PayPayを始め各種キャッシュレス決済が用意されていた。もちろん、カードも使用出来る。

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正直、これ以上のギャップはないと驚かされたところが、その後に圧巻の驚きが待っていた。

 

なんと!トイレのドアが自動ドアだ。お願いだからそれ以上、このオレを驚かさないでくれ。

 

「支払いはPayPayでお願いします」

「はい、ありがとうございます。じゃ、1000円だけ貰っておきます」

「あれ、1030円ですよね?」

「いいよ、いいよ1000円で」

「本当ですか!ありがとうございます!」

またもや最後に極めつけのサプライズが待ち受けていた。

 

初老のご主人に思わずキュン死。



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