いやぁ~、古墳って興奮しますねぇ~@国史跡「船木山古墳群」トレイルラン!
自宅から約2km西へ行ったところに「船来山」という散歩程度の登山を楽しめる山がある。標高は116m。山というよりも丘に近い。しかし、立派に三角点が設けられているからには山であることには間違いない。此度はその「船来山」を攻める程の山でもないが散歩がてら攻めてみた。
午前中は小雨だが降ったり止んだりの繰り返しだった。午後になり小康状態。一瞬、太陽が顔を出したのを狙ってすかさず出発。冒頭に述べたが登山道までには約2km。しかし、裏山の「御望山」といい今回の「船来山」といい、登山が出来る山が目と鼻にあるとは実に環境に恵まれている。ま、言い換えれば県庁所在地の岐阜市なのにそれだけ田舎やっちゅーことやね。
実はこの「船来山」、「船来山古墳群」として国の史跡に指定されている山だ。
その古墳の数ときたら確認されているものだけで291基(上には290と書いてあるが1基加わったらしい)だと。ひょっとしたらトレイルの途中でお目にかかることが有るやも知れぬと、内心わくわくしながら登っていった。
登山道は緩やかなアップダウンが続く。山全体が広葉樹林で覆われており、多くの枯れ葉で道がわかりにくくはなっていたものの、午前の雨で湿り気を帯びたことでグリップが利いていた。
枯れ葉ってよく滑るから気をつけないと足を取られて転けるんだよね。
初心者向けのトレランコースとしてはうってつけだったかと思う。ただ、残念ながら期待していた古墳らしい古墳をついぞ見かけることはなかった。本当に291基もあるのかよ。
下山しても気持ちが収まらないので、山の麓にある「弥勒寺」が管理する墓地に古墳があると聞き、住職を訪ねてみた。
「あるにはあるけど…」
なにやら返事が曖昧だ。
「ほら、そこの盛り上がっているところ」
えっ、そこ?上にお墓立ってますやん。
「この山全体が墓地みたいなもんやでね」
なぁるほど。そう考えると納得がいく。
「ここらは手つかずで発掘しとらんでね。中から何が出てくるかまだわかっとらんのやぁ」
あ、そーゆーこと。
「ここから先に行った神社の奥が発掘入っとるらしいよ。わしゃ、行ったことないでわからんけど」
「ありがとうございます」
と礼を言い、さっそく神社に向かった。
おっ!これは!明らかに古墳の様相を呈している。
ブルーシートが掛けてある箇所が他に3つあったので、そこも発掘中なのだろう。そして、その場所よりも少し下がったところには、名古屋城の石垣に使う石を採取した「石切場跡地」なども見ることが出来た。
ぜいぜいはぁはぁと徹底的に自分を痛めつけるトレーニングも勿論、必要かとは思うものの、勝手気ままにこういった目的をもって楽しむトレーニングもまた乙というものだろう。
おまけ