氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

メンボ№5

チャッチャ!チャチャチャチャ!チャチャチャチャチャチャチャ!

ウ~~~~~メンボ!!!

 

正月そうそう、寝起きが悪い。いや、寝起きというよりも、言い換えるならば目が開かない。ピンポイントに左目が閉じたままだ。ま、二つしかないから右か左のどちらかに決まってはいるんだけどね。

 

鏡を見に行く。う~ん、ピカピカして実に良い光沢だ。違う!鏡そのものじゃなくて、鏡に映った自分の顔を見に行く。この場合、人が人、者が者だけに「観に行く」でも可。

 

案の定、左目のまぶたがぷっくらと石原さとみの唇の様に腫れている。これはきっと世に聞く「めんぼ」、または「ものもらい」というものなのだろうか?ネット時代となり、いとも簡単に検索出来る世の中でなければ気にもしなかった正式名称だが、症状により呼び名が二種類あり、ひとつは霰粒腫(さんりゅうしゅ)、もうひとつは麦粒腫(ばくりゅうしゅ)とあった。その違いは面倒だから読んでいない。

 

まったく新年からついていない。「めんぼ」が出来たくらい、そう大騒ぎすることでもないでしょ?などと安易に考えないでくれたまへ。今から誰もが心から納得出来るその重大さを教示してやろう。耳をかっぽじってよく聞きなさい。あー、本当に耳をそばだてても何も聞こえないからね。言わなくてもわかると思うけど、これは文章なんだから。

 

例えば、そこらに転がっている10年落ちのトヨタヴィッツに、悪戯小僧がギザ10で傷を付けたとしよう。その傷が例えば10cmレベリーだとしても、まぁ、10年落ちのトヨタヴィッツだし、我慢を強いられる程のことでもないよね、とそうなる。ただ、それが14億5,000万円もするブガッティ ラ・ヴォワチュール・ノワールだったら、例え1mmの傷だろうが放ってはおけないし気になって夜も寝られない。

 

つまりはそういうことだ。

 

眼帯は唯でさえ三半規管が弱い自分だから平衡感覚を失うかも知れないし、だったらサングラスしかないか?サングラス掛けて接客してたら「ハマショー」と間違えられるかも知れないし、目の悪い人には「井上陽水」と勘違いされるかも知れない。「お元気ですか?」の一発芸くらいは仕込んでおくべきだった。

 

それはそうと、年末に差し入れでもらったミスドピカチュウはどうなったのだろうか?

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恐らく意地汚いスタッフの胃の腑で既に溶解されてしまったことだろう。顔面から齧りついてTwitterでアップしてやろうかと目論でいたが残念ながら叶わなかったか。不覚にも千載一遇の機会を逃してしまった。自分で買ってまでそうしたいとは思わないから尚更だね。

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