氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

荒唐無稽なアウトドア野郎とはオレのことだ!

思い立ったが吉日と、マチュピチュへ向かい西へ車を走らせた。岐阜県はいいね。飛行機など使わずともマチュピチュへ行けちゃったりする。岐阜のマチュピチュ、または「天空の茶畑」などと呼ばれたりもするが、今更、説明するのもこっ恥ずかしくなるほど既にブームは去っている。

 

意気揚々と向かったところがだ、なんと!閉山中となってんじゃん。

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え~っ…。

 

そこで初めてWebページを検索してみると、コロナウィルス感染予防の為と書いてあった。茶畑…おまえモカ。オレ、キリマンジャロ。と、冗談ぶっこいている場合じゃない。わざわざ遠路はるばる人里離れたこんな春日村なんて僻地にまでやってきたんだ。と思ったら、これよりも先、更に山奥深い場所に集落があったりもする。そこではまさしく陸の孤島の様相が見て取れる。昔の人はよくこんなところにまで歩いて来られたものだと関心してしまう。

 

この春日村、今では他町村と合併し、揖斐郡揖斐川町と名を変えてしまったが、彼の有名な「春日局」の出身地でもあり、君が代の歌詞にある「さざれ石」はこの春日村の物ともいわれている。また、安土桃山時代織田信長がこの地で薬草を栽培させていたとう史実もあり、今でも盛んに薬草が栽培されている。うっ…毒盛りやがったな、この野郎。の薬草があるかどうかは知らんけど。

 

仕方がない。どうせここまで来たんだ。更に奥にまで行ってやる。ということで、シーズンでもないのに約30年ぶりに「国見岳スキー場」を訪ねてみた。

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当然、人っ子一人いない。オシャレな有名スキー場ならばともかくとして、どローカルの、いわば場末のスキー場だ。なんかおらへんかしゃん?とドキドキしながら建物の周囲をぐるりとするも、人の気配はなし。代わりに野生動物の糞があちらこちらで大量に見られた。

 

せっかくだし、標高1126mの国見岳でも登ったろか。ま、こんなこともあろうかと、食料に水、コンロにガスボンベと登山道具一式と登山用の靴も履いてきていた。で、上り始める。ところがだ、たかだか距離にして300mほど進んだところで雨が降ってきた。さっきまで青空が見られたのに、本当に山の天気というのは顔色が変わるのが早い。遭難の危険もある。結局、登頂を断念して下山することにした。

 

さて、それならばスキー場の軒先を借りてランチタイムと参りましょうか。というわけで、やっとペヤングやきそば「アップルパイテイスト」の出番が参りました。

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具は乾燥リンゴ。

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で、ソースはソースで普通のウスターかと思いきや、若干シナモン風味が入った甘い仕上がりのものとなっていた。

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いざ、実食!

 

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うん!これは!…ない。

リピートは確実にない。

 

結局、山奥まで何をしに行ったかといえば、ただ不味い、あ、いや、ペヤングの冒険心に敬意を評して、あまりお口には合わなかったインスタントのやきそばを食べに行っただけのことになってしまった。

 

ただ、山奥ということもあり紅葉がかなり進み、ところどころに見惚れる風景が見られたのは唯一良かった点と言えるだろうか。

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途中、薬草風呂に浸かることが出来る施設もあるが、ここはまだ攻めたことがないのでいつか攻略してやろうかと思っている。

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