氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

シャインなマスカットはどこか痛そうな響きに聞こえる

岐阜市が提供するPayPayを使用しての「やっぱ岐阜やて!“対象店舗で最大20%”たんと戻るよキャンペーン」も余すところあと数日で期限を迎えることになる。そこでだ、日数が残り少ない今のうちに、必要なもの、またはいずれ必要になるものを多めにそろえて置こうと、近所の西友へと向かったのだった。相変わらず西友のPB「◎皆様のお墨付き 贅沢果汁12% レモンチューハイ」にハマっている自分にとっては、今が千載一遇のチャンスとも言えるだろう。

 

その美味しさに他の客も気がついてか、最近は以前の様に大量買い出来るほどに在庫が見当たらなくなってしまった。昨日も冷蔵庫の中には8本しかなかったので、取り敢えずはあるだけ買い占めておいた。

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ついでに「ホワイトホース」のリットル瓶も携えレジへと向かうその道すがら、冷蔵ショーケースに置かれた「フルーツサンド」が目に入った。

 

「ほう、とうとうスーパーでもこういった商品を取り扱う様になったか」

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今までは専門店の専売特許が如く位置付けかと思っていた「フルーツサンド」だったが、考えてみたらその様な決まりなどあろうはずも無く、どこで誰が売ろうが自由で勝手だろう。

 

「シャインマスカットって流行ってんのか?」

『金太マスカットナイフで切る』という歌の歌詞ならばよく知っている。敬愛する歌手「つボイノリオ」が作曲作詞した珠玉の名作、あの立川談志がそれを聞いたとたんに愕然としショックを受け、直ぐに買いに走り小学生の娘に聞かせたという、あの「金太の大冒険」の一節だ。シャインマスカットのこの「シャイン!」という部分が如何にも切れ味鋭く叩き切るという印象で、ふとそのことを思い出してしまった。

 

因みに自分は喧嘩が弱い金太を歌った「金太負けが多い」のフレーズが好きだ。

 

で、案の定、買わされた。持って帰りさっそく開封してみる。生まれて初めての「フルーツサンド」だ。故に気になるのが、その中身だと思う。サンドイッチだけに、どの様な形で何がどれだけサンドされているのかが知りたくて仕方がない人種というのは47都道府県に限らず世界196ヵ国どこにでもいることだろう。自分もそのうちのひとりだ。

 

「どうれ、見せてごらん♡」

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御開帳~、と同時に唖然とするよりは、「やっぱりね」と納得する部分の方が大きかった。マスカット2粒に缶詰のみかんが2粒、つまりはこの4粒が「フルーツサンド」としての価値観として主張出来るところなのだろう。

 

初体験は思い出として実に後味の悪いものとなってしまった。



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