氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

Say you 精米~♫

嫁からLINEで「今日夕方精米」と6文字熟語かの如く3つのキーワードで下命を受け、しぶしぶ精米に趣いた昨日であった。実際、下命を受けたのは一昨日のことだったが、鳩吹山からの帰宅が思いのほか遅くなってしまった為、「明日でもいいよ」と優しいお言葉を賜ったので素直にそうさせてもらった。で、昨日の午前中にさっそく行ってきた。

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ところで自分は自宅で米を口に入れることは一切ない。つまり、自分にとって全く必要でない米を精米しに行かされるのはちょっと理不尽なのではないかと思うのだが、娘達が口にする米と考えたならば身体にのしかかった抵抗感が「すーっ」と消えた。

 

さて、精米には精米機だ。精米機といえばJA、つまり農協だろう。農協へ行けば大抵、コイン精米機が設置されている。こと精米に関して我が家は実に立地として恵まれている。凡そ車で5分圏内に農協の支店が3店舗も存在する農協密集地区なのだ。これって、絶対に田舎の証しだよね?そのことに昨日、初めて気がついた。

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因みに人生、二度目となる精米だ。もはやベテランと呼んでも過言はなかろう。玄米を慎重に慎重に一粒もこぼすまいと精米機の中に投入する。

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で、スイッチオン!選んだボタンは「無洗米」だ。これからは台所仕事もエコを志さねばならない。「無洗米」だと米を洗うのに使う水の量が少なくても済むし、何よりも洗米した水の汚れが少ない。

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ま、機械にそう書いてあったのであくまでも受け売りだが。

 

精米された米は勢いよくタンクに溜まっていく。この光景が何よりも小気味良く好きだ。ずーっと見ていられる。なんなら一日中でも見ていられるほどだ。洗濯物が洗濯機でクルクルと回るのをずーっと見ていられるのと同じ感覚だろうか?だが、昨今の洗濯機はメーカーの無粋な判断で洗濯中に蓋が開かなくなってしまっている。なんともやるせない、世知辛い世の中になっちまったぜ。


精米・1


精米・2

 

前回も今回に同じく30kgを精米したのだが、前回の失敗を反省し今回は精米された米をこまめに袋へと回収していった。というのも、前回はそれをせず、ずーっと眺めていたものだから、タンクには30kg分の精米された米が溜まりに溜まってしまった。それの何がいけなかったかというと、そこまで溜め込んでしまうと米と米が密になり摩擦を起こして袋に落ちていかなくなってしまうのだ。これには実に往生ぶっこいた。

 

そんなわけで今回はボーッと眺めながらもペタルを踏み踏みしつつ米を袋へと回収していった。とうことで無事終了。ふーっ。燃え尽きたぜ。この場合は灰ではなく残るのはいわゆる「ぬか」だが。

 

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。

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「Say you 精米~♫」

ライオネル・リッチーの歌声が頭の中でリピートしてやまない。

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