氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「登る勇気よりも引き返す勇気」実際の登山で得た教訓

ふと、自分の趣味のひとつに登山があることを思い出した。いや、趣味というよりもライフワークと呼んでも良いだろう。それを忘れてしまうとは実に見上げたライフワークだ。アルピニストの風上にも置けん。まぁ、アルピニストちゅーても標高528mが自分にとっての最高峰、いわゆる低山アルピニストだけど(爆)

 

いつまでも事故の後遺症を言い訳にして逃げてばかりいては何も始まらないし終わらない。終わったらあかんやん。というわけで、リハビリも兼ねて自宅からGoogleマップによれば車で17分。実際には10分そこそこで着いてしまう本巣市にある標高345mの権現山、通称「文殊山」の麓にある「文殊の森」へと行ってきた。

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Woodsの「s」が隠してあるバージョン


山頂にはその昔、「織部焼き」で有名な古田織部が城主を務めたといわれる「山口城址」がある。さて、今回はそこを目指しますよ。

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文殊の森」は駐車場も整備され、屋根付きのBBQ場などの施設も併設されている。ただ、今年は残念ながらコロナの影響で閉鎖の憂き目にあった様だ。商売あがったりだぜ!との怒りの声が森から聞こえてきそうだ。実際には森ではなく運営者の声だろうが。

 

ただ登るのは良いが空模様が心配だ。案の定、駐車場に着くと小雨が降り出した。小雨程度ならばミストシャワーに等しい。何よりも山の男はこんなことくらいで怯んではいられない。考えるよりも先に意気軒昂と登り始めた。

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やっぱり山はいいね。はぁはぁと息を切らしながらロードを攻めるのもそれはそれで楽しみはあるのだが、山の良さは車を始め文明の利器が視界に入らないところだ。などと取って付けた様なことを書いてやろうと考えながら登るうちに、先ほどまでは小雨だったのがどんどんと強さを増し、本降りどころか土砂降りの様相を呈してきた。

 

これはまずい。このまま降り続けると地盤が緩み土砂崩れか落石が起こらないとも限らない。最悪、鉄砲水からの土石流に巻き込まれ、あわや57の生涯に幕を閉じるという事とて考えられる。ここは思案時だ。

 

登山の心得として「登る勇気よりも引き返す勇気」というものがある。せっかく来たんだから、もうちょっとで山頂だからといった考えは危険だという教えだ。チャンスはまた必ず訪れる。ここは引き返す勇気を持とう。ということで山頂へのアタックは断念。「文殊の森」ベースキャンプへと引き返すことにした。麓についた頃にはもう全身ぬれぬれのべっちょべちょ♡

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しかしながら、せっかくここまで来たという軌跡を是非にでも残したい。そこで「文殊の森」の直ぐ近くにある「道の駅 織部の里もとす」へと立ち寄った。そして肩書きを「低山アルピニスト」から「スイーツ侍」にバトンタッチし、本巣の特産品でもある「富有柿」を練りこんだという「富有柿ソフトクリーム」を心ゆくまで堪能したった。

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シャリシャリとした食感が心地よく中々秀逸な味わいだった。しっかり軌跡を残したところで自宅まで約10分の道のりを急いだのであった。

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