氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

「ぶらり途中下車の旅」愛しのカブリエーラ編

チャンチャンチャーン、チャンチャンチャーン、ぶらり途中下車の旅。今日の旅人は、泥棒の神様、ドクロベエだべぇ~、お仕置きだべぇ~。あ、途中下車どころか脱線ちまちた。在りし日の滝口順平を偲ぶ巻頭文はここまでです。

 

別に電車やバスばかりが途中下車じゃないよね。てなわけで、やっと階段の上り下りもなんとか出来るまでに足の怪我もそこそこ癒えたので、愛人のカブリエーラを伴い小トリップと決め込んだ。

 

我が家は岐阜市とはいえ北西部のほぼ外れにあるので、更に3kmも北西に走れば隣の本巣市にまで「あっ」という間に突入してしまう。岐阜市にしても十分に長閑だが、本巣市ともなれば輪をかけて長閑となる。何せちょっと前までは本巣郡本巣町だ。当時、本巣町役場だった建物は、見た目のスケールは以前と変わらないが名称だけは本巣市役所とグレードアップされている。とはいえ田舎には変わりない。

 

因みに織部焼で有名な「古田織部」出生の地として知る人ぞ知るが知らない人はまぁ~ったく知らない。そもそも織部焼の名を知る人の数も如何ほどのものか怪しいものだ。

 

大小、入り混じり山の多いところでもある。山間を縫うように峠道も多くあり、バイクツーリングやロードバイクにもよく出会う。自分にとってもフルマラソンが近づくと、必ず練習に使うお気に入りのコースがある。二つの山越えは刺激があり過ぎてそれこそ心臓が口から飛び出そうになりもするが、トレーニングとしては非常に効果的だ。完全復調の暁には再びクリア出来るまでに鍛え直さにゃ。

 

峠を越え少々、南下すると、樽見鉄道樽見線(たるみてつどうたるみせん)というローカル列車の無人駅「鍋原」に出る。因みに「鍋原」と書いて「なべら」と読ませる。「鍋原」に出るとは言っても表通りに面しているわけでもなく、探さねばわからないほど随分と奥まった場所にある。ここは近くに温泉が湧き、温泉スタンドなどもあったりするらしい。というか、誰がこんなところまで温泉を汲みに来るんや、ってくらい奥まった場所にある。

 

ここまで我が家からざっと16kmくらいの距離か。実はこの先に自分が大好きな景色が待ち構えているんだな。それは根尾川に掛かる橋の上から見る風景だ。

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こんなちょっと先へ行っただけでこれ程にまで風光明媚な景色が眼前に広がるのだ。まぁ、こじんまりしていて言うほど雄大でも無かったのだが。

 

そして、帰り道にある「谷汲温泉」に寄り、あっちもこっちもあんなとこもこんなとこも細部に渡るまでビローンビローンと伸ばしまくって来てやった。

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つまり主目的は温泉だったわけで道程は取って付けた様なお話でした。とはいえ、何気に旅コラムっぽくまとめるところはさすが俺。

 

ついでに、「道の駅 織部の里もとす」にある樽見線の駅「織部」から列車が発車するレアなシーンを偶然にとらえる事が出来た。


樽見鉄道樽見線 織部

ここを通るのは1日にたった14回だけに待ち構えでもしない限り、中々お目にかかることは出来ない。なんとなく得をした気持ちになれた。

 

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