氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

Zermatt On My Mind(我が心のツェルマット)

Zermatt On My Mind(我が心のツェルマット)

 

ツェルマットとキーボードで打ち込もうと思うも、中々「ツェ」が出てこない。大体が日本語に「ツェ」を使う言葉がないことがそもそもの事の発端だ。様々な組み合わせで何度もチャレンジを試みたものの、全てに於いて見事に玉砕した。キーボードにごめんなさいして、「Tule」と打ち込み「つぇ」とした後、「つぇ キーボード」でググってみたら「Tse」と教えてくれた。今後の為に覚えておこう。然しながら使わねばならない時が果たしてまた来るのだろうか?

 

自分ともう一人、所在が岐阜市なのか大垣市なのか、はたまた人間なのか妖怪なのかもわからない、歌にピアノにラジオのパーソナリティと多才なのはけっこうだが、「口から生まれた口」と揶揄されるほどにお喋り極まりない四十路美熟女だけが「我が心のツェルマット」と呼び心から愛することやまない、岐阜県揖斐郡揖斐川町にある「揖斐高原スキー場」が、昨シーズン限りで営業を終了させることが決定してしまった。余談だが「極まりない」とは「危険さが計測できないくらい高い」といった意味らしい。

 

昨シーズン限りとはいうものの、昨シーズンは全国的に記録的な雪不足に見舞われた為、各地のスキー場が業績不振に陥ったが、彼のスキー場も例外ではなく、不足どころか積雪が全く見込めず、結果、一日たりともオープンすることが叶わなかった。30代40代は随分とご無沙汰していたものだが、子ども達がスキーに興味を持ち出してからは毎年、最低でも年に一度は訪れるスキー場だっただけに自分の中での悲哀感が半端ない。

 

我が家から時間にして40分程度で行くことが出来るとあって、20代のお盛んな頃は週に二度ないし三度ほど通っていた。年間にして100日程度しかスキーシーズンの無い岐阜県に於いて、揖斐高原に限らず30回以上は通っていたことを考えると、当時は相当なバイタリティの持ち主だったと我を振り返る。まぁね、それが今やランニングと山登りにとって変わっただけでその頃からアスリート、っちゃアスリートだったわけよ。

 

Wikipediaを訪問してみると、冒頭に「揖斐高原スキー場(いびこうげんスキーじょう)は岐阜県揖斐川町にあった民営スキー場」と既に過去のものとされていた。いっそう郷愁の念に誘われる。もはやスキー場、いや、スキーそのものが時代の遺物なのかも知れない。

 

などと揖斐高原スキー場に思いを巡らせつつ、気持ちは既にツェルマットからフランスはシャモニーへと瞬間移動し、ローソンで買った「CUPKE 夏モンブラン(くず風ミルクゼリー使用)※栗ペーストを使用した繊細な口どけのマロンクリームを絞ったモンブラン。渋皮栗1/4個を乗せ、中にはホイップクリーム、くず風ミルクゼリーでさっぱりとした仕立てです」をひとしきり堪能したのだった。

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お代は勿論、Pontaポイントでお支払い。

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で、たった今、ふと思ったけれど、これって夏の話題じゃないよね?まいっか。

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