タワーリング・パラダイス
コンクラーヴェははカトリック教会の「教皇選挙」で根比べは根気の強さを争うこと。今回の話はどちらかと言えば後者の方であり、ただ地味に地道にガソリンを入れてはせっせと貯めたティシュ達が、今現在はどの様なことになっているかを検証する、学研「科学と学習」のお時間です。
行きつけのガソリンスタンドでは、水曜日限定で25リットルのガソリンを入れると1個、50リットルのガソリンを入れるとティシュが2個頂ける。これはその1個ないし2個のティシュを、書斎のデスクにどこまで堆く(うずたかく)積み上げられるかといった、涙なしでは語れないとある漢のチャレンジギネスなお話である。
当然、前回のことは誰ひとりとして覚えちゃいないだろうし、全く興味もなかっただろう。やっとこさっとこ覚えていたとこれで、「あれ、まだやってんの?」とか「単なるその場しのぎのネタでしょ?」と片付けられるのがオチだと本人すら自覚している。ところがどっこい、ほいさっさ、まだまだ続いていた企画なのだ。
事細かに説明するのは面倒なので、ざっくばらんにお話すると、前回は2019年9月21日のことだ。
この時の記録はガソリンを入れた当日分を含め32個となっている。これだけで貰っただけで使わずにいるティシュの数としては世界最大規模と推察される。して、今回はどうだ!
相変わらず高いところが好きな愛犬の「麩菓子」と「貞子」が上から見下ろしている。ただ高いところが好きなだけでなく、狭いところもどうやら好きな様だ。それはまぁいい。問題はここまでの年月をかけて集めたティシュの箱の数だ。
写真から前回のざっと倍はあることがおわかりだろう。数えてみる。縦22個、横3個。合計で66個のティシュがまるで「進撃の巨人」を阻む壁が如く目の前に立ちふさがっているではないか。因みに「進撃の巨人」は5巻程度でその先の読書が頓挫している。
実にここまで来て気がついたことがある。下の方の箱が少し歪な形となっていることだ。当然のことながらティシュ一つ一つにも重量があるわけだ。どれくらいの重量かといえば、メーカー調べで箱を除いて約200gあるらしい。ということはだ、一列22個の目方は最低でも4.4kgあるということになる。そりゃ、一番下の箱にとっちゃそれだけの重さをささえにゃならないわけだから大変なこっちゃね。指先で一番下の箱を持ち上げてみる。当然、持ち上がらないどころか、箱が指の形にペコンとへこんでしまった。
というわけで、ひとしきりご堪能頂いたところで無事この話を終えたいと思うのだが、実は一点だけ何かが違うな~といった間違い探し的な部分がある。死にそうにヒマな人だけヒマつぶしに探してみては如何だろうか。それでは次回、「こんにちは天井さん」をお楽しみに。ところで前回も投げかけたが、ティシュなのかティシューなのかティッシュなのか一体全体、どれが正しいんだ?