氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

音なく近寄りしもの

自分は何か考え事でもしていたのだろうか?ボーッとしていたという自覚もない。それなのになぜこんなことになってしまったのだろう。

 

仕事帰りにドラッグストアへと寄った。これが自分のほぼ毎日のルーティンとなっているということは、自分のことをよくご存知の方はご存知のことだろう。

 

普通に買い物をしてたんだよ。特別動きを止めていたわけでもない。とはいえ四肢をバタつかせていたわけでもないが、そんな奴が周りにいたらちょっと怖い。普通にレジで会計を済ませる。どうでもいいが支払いはPayPayだ。店にレジ袋を要るかと訊かれたが丁重にお断りし、店に備え付けのポリ袋を頂戴した。

 

話は変わるが、「西友」に備え付けられていた弁当用の無料だったレジ袋に2円の値札が付いていた。「西友」、お前もか。ただ先日、「しまむら」に娘のパンツ、ズボンのことね、を買いに行ったときは普通にレジ袋に入れて渡された。なんでも植物由来の原料を25%以上配合されたレジ袋はOKだとのこと。じゃ、残りの75%はどうなんやっちゅう話にはならんのかねぇ。まぁいい。

 

で、買い物を済ませ車に乗り込む。ん?何か顔に違和感があるぞ。なんだか痒い。瞼が腫れている。どうやら蚊と思しき昆虫に刺された様だ。頬骨も痒い。同じくぷっくりと膨れている。顎も痒い。やっぱりそこも膨れている。なんと、顔を3箇所も蚊に刺されているではないか。

 

普通、蚊が顔に近づいた時点で気が付くよね。大体が耳を澄まさずともあのモスキート音で近くにいることがわかる筈だと今まで生きてきて理解していたのだが、まさか隠密が如くサイレントな攻撃を仕掛けて来やがるとはこの俺も随分と侮られたもんだ。

 

ま、実際に侮られた結果の事実なんだけど、それにしても悔しい。瞼を蚊に刺された経験者はいるだろうか?自身、初めてのことだったが、あそこまでお岩さんになるだなんて想像もしていなかった。お見せできなかったことが残念でならない。

 

で、案の定、娘達の学校は休校となった。午後からは雲の隙間から太陽が見られるほどに回復を見せはしたものの、午前9時54分に休校の知らせが早々に届いた。当初は12時までに大雨警報が解除されれば午後から3時限の授業日程だったのだが、その後に洪水警報が出たからだろうか?若しくは何らかの圧力が働いたのかも知れない。

 

そこで娘達をともない近所の「なか卯」でランチと洒落込んだ?理由はただひとつ、唐揚げのサービス券が手元にあったからだ。

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あとは、比較的安いことと、ファストフードにしては美味しいことと、最近PayPayが使える様になったからだ。理由はひとつじゃなかったのかよ。これで夜の仕事に向けエネルギーの補充はバッチリだ。

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お腹が膨れると眠くなるのが少々厄介だが…。

 

でもってまたもや唐揚げのサービス券が付いてきた。

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このエンドレスリピートへの誘いに果たして抗うことが出来るのだろうか?次回「唐揚げを巡る水際の攻防」に乞うご期待。ねぇよ、そんな回。

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