氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

『焼き芋』という名の聖域に挑み玉砕した漢…でもない話。

55歳の悲哀に満ちた中年男が毎日欠かさず世迷言を語るブログを愛読しているのだが、互いを異母父親違いの兄弟と呼ぶほどに彼とは切切偲偲の関係を築いている。たった二行で読めない、意味がわからないとお嘆きのそこのあなた。面倒くさいが優しく説明したるがや。

 

先ず世迷言は「よまいごと」と読む。とるに足らない不平や愚痴、訳のわからない繰り言を総称して世迷言という。次に切切偲偲だが、これは「せつせつしし」と読み、互いに磨き合い励まし合うという意味だ。

 

その彼が最近、スーパーやドン・キホーテの店頭に並んでいる『焼き芋』にどハマリしているということで、兄弟としては「負けるものか」と奮い立ったわけだ。

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因みに女子の一番好きな野菜ランキングでトップを飾るのは「さつまいも」だという話だ。確かに『焼き芋』のシーンに絡んでくるのはドラマでもアニメでも漫画でも女子ばかりだ。

ドラえもんのしずかちゃんも大の焼き芋好きとして有名だ。というわけで今回はいわゆる女子の聖域と呼ばれるジャンルに果敢にも踏み込んでみようと思う。


が、踏み込むまでもない。普通に美味しい。

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品種は茨城県のさつまいも専門会社が独自ブランドとして開発した「紅天使」を使用している。ここまで踏み込めばもはや踏破したといっても過言はないだろう。

 

焼き芋は石焼き芋に代表されるホクホク系が自分のイメージだったが、これは「ホクホク」に対し「ねっとりクリーム」とでも表現したらわかりやすいだろうか?

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袋の裏書きに食べ方レシピなるものが載っているが、冷やして食べるのみならず、凍らせてから食べることも推奨されている。自身、完熟した柿の皮をむき、ラップで包んでから冷凍したものをシャリシャリと言わせながら食べるのが好きなのだが、その様なイメージか?

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『焼き芋』だけを手に取りレジで支払うのも若干の抵抗感があったので、ついでに20円のコロッケを2ヶ購入し『焼き芋』とともに昼食代わりとした。

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さすがに芋&芋、芋プラス芋では血糖値がぐーんと音を立てて上がりバロメーターが振り切れたかと思うと途端に夢の世界の住人となってしまった。

 

次回、血糖値が上がるとなぜ眠たくなるか?編へと続く。いや、続かない。

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