氷の上のさかな

氷の上にディスプレイされたさかなの様にセカンドライフをキラキラとさせる為に今を頑張ろうといったシュールなお話。

けっきょく高い買い物

Facebookに「ファイラマッスルサプリHMB」の広告があった。HMBとはなんぞや?解説しよう。簡単に言えば筋肉増強するためのサプリメントだ。プロテインなどをより効率よく筋肉に変える効果があるらしい。それが定期縛りで9,480円のところ、初回限定500円で発売されていた。いわゆる釣り広告だということはわかっているが、騙されてみようと買ってみた。


成分としてブラックジンジャー由来ポリメトキシフラボ、あ痛っ!舌噛んじゃった。そう、ポリメトキシフラボンが関与していることもあり、痩身効果も期待出来るとか。筋肉増強よりもむしろそちらの思惑がメインだ。


注文から約1週間。

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8月5日になり現物が届いたので、さっそく摂取すると、早朝より裏山トレイルに励む。

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実はここのところ毎日、裏山に登ってるんだよね。少しでも涼しいうちにと思いその時間帯を選んだものの、ほら、ここのところ岐阜市の最低気温ときたらずーっと28℃を超えてたでしょ。そりゃもう、朝っぱらから汗だくさ。HMBを摂取することにより発汗作用が増すなんてことが書いてあったけれど、そんな中を走ったり登ったりしていたら効果の程などわかるわきゃない。


ところで、この「ファイラマッスルサプリHMB」。ネットで検索していたら、やっぱり出てきたよ。消費者庁からの「景品表示法に基づく措置命令」ってのが。いわゆる景品表示法違反ってやつだね。


「あたかも、 健康的な食事や運動と共に、本件商品を毎日4粒を目安に摂取し続け れば、本件商品に含まれる成分の作用により、効率よく筋肉増強効果及 び痩身効果が得られるかのように示す表示をしていた」

「当該表示の裏付けとなる 合理的な根拠を示す資料の提出を求めたところ、同社から資料が提出さ れた。しかし、当該資料は、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す ものであるとは認められないものであった」

だって。


まぁ、多かれ少なかれ表示には嘘が含まれる。オードリーの春日や小島よしおが商品の顔になって宣伝していたけれど、彼らはギャラで担ぎ上げられただけだろう。ただ、見え透いた嘘はあかんよね。


解約は次回、配達予定日から10日前までにお願いします、ということだったが、放っておくと記憶の彼方へと行ってしまいそうなので覚えているうちに解約の手続きをとる。


ナビダイヤルでおつなぎします。90秒ごとに、20、円の料金がかかります」

と言われてしまうが仕方がない。すると案の定、「ただいま電話が大変込み合っております。かけ直せ」ということだったが根性で待つ。ひょっとしてこのまま電話に出ず解約をさせない作戦?と少し気弱になったところでやっとオペレーターが出てくれた。


解約の旨を告げると、なんとか思いとどまらせようと説得されたが、理由を聞かれた時に消費者庁の話を出した途端、勝負あり。見事、無事解約とあいなった。


本当は手を付けずメルカリ辺りで売ったろかしゃんと思ったんだよね。だって、Amazonでみたら5,770円で売ってんだもん。仕入れが500円だから5,000円以上、儲かるじゃんね。ただ、それよりもどれほど効果があるかを確かめてみたい気持ちの方が強かったんだな。


ところでナビダイヤルって携帯からだと30秒ごとに90円かかるって知ってた?昨日、そのことを初めて知って愕然としてしまった。だって、15分くらいオペレーターが出るのを待ってたんだよ。てことは、180円×15分=2700円。ざけんじゃねぇよ坂本(泣)。

 

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敷居を高くされたら蕎麦にしても迷惑だと思う

今は昔、それはまだ子どもが生まれたばかりの時じゃった。新しく蕎麦屋が出来たと雑誌で目にし、では行ってみようと3人で向かった先は古民家を改造した中々おしゃれな店だった。なんでも蕎麦好きな亭主が日本全国の蕎麦屋を食べ歩き研究を重ねた挙げ句、脱サラしてえいやっ!と開業してしまったそうな。口コミでよい噂が広がりそこそこの繁盛店となった。が、何故か突然、店を引き払い遠方に移転してしまう。


時を経て、ショートトリップがてらその店に行ってみようと決行した。久しぶりにあの蕎麦を味わおう。期待に胸を膨らませ到着した先は見た目、普通の蕎麦屋だった。が、以前と異なるのはやたらとしきたりが多い蕎麦屋だったことだ。つまり、自ら敷居を高くしてしまっていた。


まだ2歳の坊主を膝にのせ抱っこしていたら、

「お子様を自由に歩かせないでくださいね」


夫婦で会話をしていたら、

「お声のボリュームを抑えてお願いします」

って、周りを見回しても自分達しかいないんですけど!


つまり貸切状態にも関わらずうるさく言ってくる。価格も超一流店並みとなっていた。もう二度と行かねぇ。と思ったのは自分だけでは無かったのだろう。ほどなくして店ごと消えていた。移転した話も聞いていないので恐らく廃業したのだろう。商品にこだわるのは勝手だが敷居の高さは客が決めることだ。勘違いはよくない。


というわけで、極めてリーズナブルな蕎麦屋へと行ってきた。以前は岐阜県瑞穂市という富有柿発祥の地ということだけが自慢の場所にあったのだが、今は軍用機数岐阜県一という各務原、通称かがみっぱらに場所を移し営んでいる。店名「森そば」だ。

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以前は民家を利用しお座敷や縁側に席を設けてあったのだが、此方は明らかにそこらにある店だった。いや、全く問題ない。逆に正座や胡座が苦手な自分にとっては椅子席の方がはるかに嬉しい。

 

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席に着くと

「券売機でチケットをお買い求め下さい」

と案内される。

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「お待たせしました。中華麺の並盛です」

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そう、ここでは蕎麦か中華麺かのどちらか選ぶことが出来るんだよ。てか、蕎麦を食べにきたんじゃないんかーい!だって、券売機の横に「中華麺の方お知らせください」なんて書いてあるんだもん。食べてみたくなるよね?


頭が痛くなるほどキンキンに冷やされた中華麺はシコシコとした歯ざわりで風味も抜群。つけダレには動物性の出汁(たぶん鴨)も加わりおいしゅうございました。


「お待たせしました。中華そばです」

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また中華かよ!はい、冷たいものを食べると温かいものが食べたくなるじゃないですかぁ?だったら「かけ蕎麦」にしろよ!どうどう、抑えて抑えて。この「中華そば」がまた鰹出汁が効いた実にオーソドックスな「中華そば」なのだが、少々太めのストレート麺との相性もよくあっさりと頂ける。それにまるで「チャーシュー麺」かのような大ぶりのチャーシューが3枚もトッピングされ600円というのならばかなり安いんじゃね?お会計は2食トータルで1050円だった。小洒落た蕎麦屋だったらざる蕎麦1枚にも届かない価格だよ。次回、訪れた際は真面目に蕎麦を食べることにするね。

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このクッソ暑い中、焦らすんじゃねぇよ

宅の坊主が国保から社会保険に変わった。となると国保の返納をせねばならないのだが、本人は土日も仕事なので行けないという。ってことは我が家で一番、暇な男が行かされるわけだ。


わざわざ市役所にまで行かずとも、地域の支所で済ませられるらしい。受付番号は幸先よく「69」とラッキーナンバーだった。

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「番号札69番の方は窓口にお越しください」

機械的な声が流れる。


「すみません。国保の保険証を返納しに来ました」

「はい、では此方に必要事項をお書き下さい」

一通り書き終えたところで保険証と一緒に差し出す。


「では、新しい保険証とお父様の身分証明証をお願いします」

「えっ?新しい保険証が要るの?」

「はい、保険は必ず入っていただかなくてはいけないものですから、社会保険にちゃんと入ったかどうかの確認です」

「持ってきてないや」


すごすごと自宅に引き返す。坊主の保険証がどこにあるのかがわからない。日を改めるしか無さそうだ。せっかくのラッキーナンバーが無駄となったって、それってラッキーでもなんでも無かったってことじゃないの。

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午後からはまたしても長女の施設見学があった。今回は車で5分の距離にある施設だったので、ギリギリまで余裕をぶっこいていたのがとんでもなく大ハマリしてしまった。


施設名は「雛百合園」という。


「『雛百合園』やでね。間違えたらあかんよ」

と嫁がくどくどと釘を刺す。


「そんな直ぐ近くにあるのに間違えるわきゃねぇだろ」

ということで時間になり現場に向かう。ところがいつもならば玄関辺りで他の生徒や先生が待ち構えているにも関わらず、どなたの姿も見えない。改めて施設名を確認する。


「嘉百合園(かゆりえん)やんけ!」

やばっ!あと時間まで6分しかない!あわてて「雛百合園」とググる。到着まで6分と出た。もう、そこからは死物狂いよ!アクセルベタ踏みの音速のソニックでい!


ゼイゼイ、言いながら施設に向かい、遅れてきたことを施設長をはじめ皆に深々と謝罪しなんとかかんとか事なきを得た。

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然しながら此度は前回と違い、効きすぎるくらいエアコンが効いた部屋で話を聞くことが出来たのが長女にとっても良かったらしい。


「今日のところはどうだった?」

「涼しくていい」

「仕事は?」

「う~ん、わからん」

ま、そんなもんか。親としてはまぁまぁよかったかな?

 

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スタンハンセンのラリアットな『テキサスバーガーSP』@岐阜県関市「TEXASBURGER66」

岐阜県関市に非常に評判が悪くGoogleの口コミでも叩かれまくっている店があると聞き、怖いもの見たさで行ってみた。「テキサスバーガー66」だ。

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まぁ、その口コミたるや、やれ挨拶がないだの愛想がないだの注文しても返事がないだのと接客に関しての悪口ばかりだ。おもしろいじゃねぇか。その挑戦、受けて立つぜ。一方的に事を荒立てて対決をあおる巻頭文はここまでです。


店内に入るとリーゼントの恐らく同年代と思しき大柄の男性が厨房にいた。その無愛想な表情から彼がマスターだと一目でわかった。オレンジ色のポロシャツに、同じくオレンジ色のハーフパンツを履いている。マスクはしていない。


口コミをつぶさに読むと、先ずはものも言わずテーブルに座れとあった。先客のオーダーをこなしている間は何を言っても無視されるそうだ。仰せに従いテーブルにつくと何もしゃべらず静かにしていた。テーブルも含め店内はアメリカン・グラフィティを思わせるような装いとなっている。

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アメリカン・グラフィティを観たのは既に何十年も前のことなので覚えちゃいないのであくまでもイメージです。


「テイクアウトですか?」

おぉ~っ!向こうから話しかけてきたじゃないか!先ずは1勝。って1番客なのに何も言わずテーブルにひとり座っていたら逆に気持ちが悪かったかも。


改めて席を立ち、メニューを眺める。

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テキサスバーガーSPと、コーラとフライドポテトのセットをお願いします」

当然、返事はない。代金は先払いだ。1,090円を支払う。当然、お礼はない。ここまでは想定内。それに『テキサスバーガーSP』以外を頼むと不機嫌になるという情報もちゃんと仕入れている。


店内のモニターテレビではベンチャーズの映像が音とともに流れている。いい。実にアメリカナイズされた空間じゃ内科外科泌尿器科。静かに時間つぶしが出来た。


「お待たせしました」

おや、まともだぞ?なんだ、普通に言えるじゃん。これで2勝目。


テーブルとは目と鼻の先だがカウンターまで取りに行くのがルールだ。ニヒル

「ありがとうございます」

と返し受け取りにいったのは良いものの、本当の対決はそれからだった。


「この大きさ、どやさー!」

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ソフトボールは優に超え、ハンドボールに匹敵するほどの大きさがある。最初の一口がどこにも入れられねぇ!それでもおちょぼ口を最大限に開いて果敢にチャレンジすること約20分。

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根性の完食と相成った。口コミには店主の態度は悪いが味は良いといった評価も多数あった通り、確かにオーダーを受けてからその場で火を入れる手作り感や圧倒的なボリュームに加え、ソースのめくるめく味わいが波状となり大脳皮質を直撃する。


しかし、このボリュームはキツい。フライドポテトも実にクリスピーでそこらのハンバーガーショップが取り扱う既製品などに比べ雲泥の差の美味しさだ。が、食べきれないので持ち帰ることにした。今日のところは引き分けということで許してやろう。


あと、今回のことで悪い口コミも宣伝になるという事がわかった。そして接客の悪さを押してでも食べたい味があることも知った。

 

 

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お使いのお駄賃

お昼を済ませもっこ、もとい、まったりしていたら電話が鳴った。


「看板のポールに『Lアングル』を取り付けてあったんですけど知りませんか?あれがないと動力電力が引き込めないんです」


そもそも『Lアングル』ってなんじゃらほい?なにやら電気屋がワーワー言っていると建築士からの電話だった。


「看板を取り付ける時にそれまで取っ払っちゃったんじゃないですか?」

先日、懇意にしている大工に看板設置の件を相談したら、「それくらい自分がやってやる」と言って頂いたのでお願いすることにした。そして看板は無事取り付け完了。ありがたいことにその時に出た全ての鉄くずまで処分してくれると言う。ひょっとしたらその中に入っていたのか?


あわてて大工に電話をした。

「あー、なんかあったような気がしますねぇ」

「あの鉄くずってまだあります?」

「はい、ありますよ」

「じゃ、取りに伺ってもいいですか?」

「今、パチンコ中なんですよ」

「何時に終わりますか?」

「それは運次第?」

そりゃ、そうだ。物は車に載せてあるそうだが、ホームセンターやジョーシンなども収まる複合商業エリアだけにやたらと駐車場が広い。車を探すことも困難だ。


「じゃ、取り敢えず2時頃に来てもらえます?」

四の五の言っても仕方がない。1時半に着いちゃったけれど、やることがないから同じエリアにあるスーパーで井村屋様の『ミルク金時』を購入した。これ置いてあるところって滅多にないんだよね。

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2時になり電話をすると、きっかりその時間の表に出て待っていてくれた。で、『Lアングル』が何なのかもわからないまま鉄くずを全て回収し現場へ向かう。途中、いつもの西友によると『パピコ(マスカットオブアレキサンドリア)』と『アイスの実(濃いもも)』を暑い中待っていてくれた電気屋さんに「どうぞ」と『パピコ』だけ手渡す。

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アイスの実』は現場を離れてからこっそりと頂いた。

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その後、「クスリのアオキ」に寄りダニ捕りシートと『大人なガリガリ君ゴールデンパイン』を買うと自宅に帰りさっそく『ガリガリ君』を貪った話は以上です。

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おまけ

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こっちは未成年もいるんだぞ!ちったぁ考えろ!

久しぶりに激おこぷんぷん丸だお。いつもの日曜日のランチをと、ダンディと娘1~2号が目指したのは老舗の大衆食堂だったが、駐車場は満杯、外に待ち客が出るなどどう見ても入店出来る雰囲気ではなかった。待つのも辛い。それに2号が友達と遊ぶ約束をしていたので時間的にも余裕がない。


2号は午前中、友達とプールで遊んでいた。岐阜市の北西の外れにゴミ償却熱を利用した温水プールがあるのだ。そこで一緒に遊んだ仲間と午後からも遊ぶ約束をしたらしい。因みにプールへ送っていったのも私、食後に送っていくのもこの私です。


「あの温水プール、遊具が全然なくて面白くないね」

「だから言っただろ。あそこはジジババが体力づくりの為にひたすら徘徊するのに利用するプールだって」

それに帽子の着用が義務付けられている。

「帽子被らにゃ入れんところに遊具なんてあるわきゃないゎ」


その欲求不満の解消に、午後から大型ショッピングモールに集まり豪遊するのだとか。話を戻す。


ならば、他所の店へ参りましょう。踵を返し向かおうと思った先は以前にも利用したことがあった店なのだが、その途中、気になる店を見つけてしまった。店名に居酒屋を冠してはいるが、昼もランチ営業をしている様子だ。物は試しと寄ってみることにした。

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ランチメニューはそこそこ豊富。価格もまぁまぁリーズナブルといったところだろう。娘たちは唐揚げ定食。自分はカツカレーを注文。

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「カツカレーは単品でいいですか?」

「え、どゆこと?」

指さされたメニューには「カツカレー定食」と書かれていた。「カツカレー定食」ってなんだろ?気にはなったが下手な物が付いてきたりしちゃったら怖いので単品にしておいた。


料理を待っていると2号がパーテーション越しに小声で話掛けてくる。


「なに?聞こえん。もっと大きな声で話せ!」

すると、もうっ!と唇をとんがらせて携帯に文字を打ち込む。


「たばこ」


振り返ると奥のカウンターで後から来た客がタバコの煙をくゆらせている。見ると自分が座ったテーブルにも灰皿が置いてあった。しまった!喫煙可能店だったのか。ってゆーか、それならば入店した時に未成年がいるんだからお断りしてくれよ。そもそも、ランチタイムに喫煙を許すこと自体、由々しき事だが、喫煙スペースに未成年を入れたら最大50万円の罰金だよ。


こうなったらカツカレーも唐揚げ定食も美味しくない(娘たちのは想像)。とにかくマッハで掻き込みマッハで店を出ることにした。

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これだけならばまだしも、この後、調理を終えた店主が客席に来てテーブルに腰を掛けタバコを吸い始めた。まーあかん。まー許せん。帰り間際にやんわりと言わせていただいた。

「喫煙可能店だったなら入り口で断って下さい。娘たちはまだ未成年ですので店への立ち入りは法に触れますから」

「どうもすみません」

言われて初めて知ったみたいだ。もっと勉強しろよ。そして、昼飯時くらい我慢せぇよっちゅーの。そして客席にまで出てきてタバコを吸うんじゃねぇ!

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怖い酒蔵さん

各務原市にある酒造会社の蔵主が、建築中の現場を見学に来るという。ほら、以前、日本酒を取り扱うならばうちの酒だけを置け、他の酒蔵の酒は取り扱うな。それが嫌ならばうちの酒は分けねぇぞ。と脅しのよう、いやもはや脅しだろ。そう脅してきた酒蔵だ。


「3時半に行くから」

いや、此方にも都合ってものがあるから勝手に決められても…。


「手土産を持っていくから」

もう、相手に合わせるしか無さそうだ。


3時20分に現場で待ち構えていると、珍しく時間ぴったりに現れた。

「あぁ、どうも」


その日はちょうど日程が悪く、目の前で電気工事が行われていた。二ヶ月も待たされた動力の引込み工事だ。それゆえ駐車場が使えない。


「車どうすればいいんだよ」

「じゃ、取り敢えずスーパーの駐車場を使って下さい」

勿論、無許可だ。後で何か買っておこう。


車を止めトランクを開けると両手に木製の清酒コンテナーを抱え現れ、

「ほい、手土産」

と渡された。

「これはうちの蔵に残された最後の木製コンテナーだからな」

要するに、これは実にレア物であるということを強調したいのだろうか?

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「手土産ってことは…、協賛品?」

ビール会社にはありがちだが、その会社の商品をメインで取り扱う約束をするとショーケースやらビールサーバーやらが無料で貸与される。または販売協力金などが支給されるケースもある。古い飲食店の看板などに、日本酒の銘柄が書いてあったりすることがあるが、あれは商品名を記す代わりに看板が協賛されているケースだ。看板とはいえ何十万から何百万もするものがあるから馬鹿にならない。


「ほら、ここに取れかけてるけど『小町』って見えるだろ?宣伝にもなっていいじゃん」

「いや、これ宣伝ってお宅の蔵の宣伝でしょ?」

「なんか文句があるのか?」

「いえ、何もありません」


「あ、あと日本酒持ってきたから。33,660円ね。払って」

「ありがとうございます」


そう、この代金を払う為にローソンまで歩いてお金を下ろしに行ったのだ。


「じゃ、帰るから」

「店の中は見ていかないんですか?」

「どうせまだ出来てねぇんだろ?」

「はい、まだ中途半端です」

「じゃ、出来てから言えよ」


ということで用事が済んだらとっとと帰っていった。

 

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